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松戸キャンパスで”シャインマスカット”ビール造りへ挑戦!

※記事に記載された所属、職名、学年、企業情報などは取材時のものです

千葉大学園芸学研究科 果樹園芸学研究室の学生が、シャインマスカットを使ったビールの醸造に挑戦しました。

この取り組みは、園芸フロンティア研究プロジェクトの1つである、データサイエンスを活用し、ぶどうの果実成分を自在にコントロールする技術の開発を目指す研究の一環として行っています。

強い甘みと上品な香りで大注目のシャインマスカットですが、どのようなビールに仕上がったのでしょうか。

今回、シャインマスカットのビールのプロジェクトに参加したのは、園芸学部および園芸学研究科に所属する3名の学生(藤間さん、太田さん、功刀くぬぎさん)と先端園芸工学講座の齋藤隆德助教です。

齋藤助教は、これまでに遺伝子ビッグデータに注目し、栽培方法の工夫や薬剤の活用により、ぶどうの香りがどのように変わるのかを研究してきました。

写真左から功刀さん、太田さん、藤間さん、齋藤助教

昨年「CHIBADAI NEXT」に掲載された齋藤助教の研究を紹介した記事をきっかけに、「柏ブルワリー本店」から醸造の視点から果物の食品ロスや加工利用についてコラボレーションできることはないかとのお声掛けをいただきました。

特に松戸キャンパスと柏市は同じ東葛エリアというご縁もあり、ぜひ地域のためにできることがあるのでは、との思いからスタートしました。

このコラボレーションにあたって、藤間さんがちょうど取り組んでいたシャインマスカットの香りの研究が生かせるのでは、ということで今回のプロジェクトが立ち上がりました。

藤間さんは、成熟に関わる植物ホルモンの視点から、シャインマスカットの香り成分がどのように作られているのかの解明を目指すとともに、その成果を農業の現場に応用するための研究をしていました。

醸造の過程について伺ったところ、「普段は生食用のぶどうの香りを研究してきたので、最終的なビールの香りを予想しながらの作業はとても難しかったです。」と藤間さんは話します。

また、シャインマスカットの果汁を絞るために、約3キロの果肉を手でつぶしていく作業がとても大変だったとのことでした。

今回のビール造りを振り返る藤間さん

今回試作をしたシャインマスカットのビールは、ぶどうの自然な酸味と爽やかな香りが感じられる味わいで、色は松戸キャンパスの自然をイメージしたマスカットグリーンに仕上がりました。

齋藤助教によると、「少し個性の強い味わいなので、チーズとのペアリングがおすすめ」とのこと。

学生さんからの感想は、「シャインマスカットのビールとして出すなら、もう少し後味や香りにシャインマスカット感があってもよいのかなと・・・。(太田さん)」、「園芸学部ならではという面では、キャンパスに研究圃場があるので、栽培の段階で工夫できるのが面白いところ。ブドウの栽培過程で試行錯誤を繰り返していければと思います。(功刀さん)」と話していました。

今回が初めての試作となったシャインマスカットビールですが、すでに味のフィードバックをもとに次年度の試作に向けてのアイディア出しが行われているようです。

齋藤助教のお話では、「今後は生産量を増やして試作を繰り返し、数量限定になってしまうとは思いますが、早ければ2024年の年末には皆さまがお手に取っていただけるようにしたい」とのことでした。

松戸キャンパス発のシャインマスカットビールの完成に向けて、ぜひ応援のほどよろしくお願いします。

次年度の試作に向けての展望を話す様子

▶取材協力
藤間 海斗さん(博士前期課程2年 環境園芸学専攻 園芸科学コース栽培・育種学領域)
太田 昌志さん(博士前期課程1年 環境園芸学専攻 園芸科学コース栽培・育種学領域)
功刀 幸暢さん(園芸学部園芸学科4年 栽培育種学プログラム)

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※記事に記載された所属、職名、学年、企業情報などは取材時のものです

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