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千葉大学 OBOG インタビュー

笑わせたい気持ちが原点。人を元気づけられるのが、お笑い芸人としてのやりがい。

お笑い芸人(ラパルフェ)

都留 拓也さん

※記事に記載された所属、職名、学年、企業情報などは取材時のものです

都留 拓也(つる・たくや)

1994年6月3日生まれ。芸人。お笑いコンビ「ラパルフェ」のツッコミ担当。
千葉大学文学部行動科学科卒業。千葉大学公認お笑いサークル「P-RITTS(プリッツ)」9期生。
千代田区立九段中等教育学校での同級生だった尾身智志とコンビを組み、大学時代から活動。デビュー後はコンビで漫才やコントに取り組むほか、 CX「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ2022」で優勝し、ものまねレパートリーは60種類以上。

都留 拓也 お笑いコンビ「ラパルフェ」

コントやモノマネで幅広く活躍するお笑いコンビ「ラパルフェ」の都留拓也さん。
千葉大学公認お笑いサークルでの活動やこれから挑戦したいこと、千葉大生に向けたメッセージなどを語っていただきました。

中学1年で出会った相方と、高校、大学からコンビ活動

─お笑い芸人を目指したきっかけを教えてください。

お笑いに興味を持ったのは小学生の頃です。ちょうどテレビで『笑う犬』や『爆笑レッドカーペット』、『笑いの金メダル』といったネタ見せ番組が全盛で、夢中で見ていました。ただ、当時の僕は積極的に人前に出るのが恥ずかしく、面白いことをやっている友だちを見て憧れるタイプでした。
自分でもお笑いをやってみたいと思った最初のきっかけは、中学1年になった2007年の『M-1グランプリ』で見たサンドウィッチマンさんの漫才です。自分もこんな風に面白いことをして人を笑わせることができたら…と思うようになりました。実は相方の尾身くんと出会ったのもこの時期。中学3年のときには、クラスでお笑い担当だった尾身くんにちなんだ「尾身-1グランプリ」を僕が主催して、初めてネタを書き、尾身くんとのコンビで漫才をやりました。そういう意味では、中学時代がお笑い人生の原点といえるかもしれません。
高校に入っても尾身くんと一緒に「ハイスクールマンザイ」に3年続けて挑戦し、3年目に準決勝に残ることができました。お笑いをやるなら相方は彼しかいないと思い、大学に入ってもお笑いを続けようという話をしていました。

─千葉大学では公認お笑いサークルの「P-RITTS(プリッツ)」で活動されましたね。

千葉大学を選んだのは、実家から通いやすかったこともありますが、お笑いサークルがあったことも理由の一つです。
当時のP-RITTSの在籍者は30名ほどで現在に比べれば小規模でしたが、学生会館の2階の会議室で毎月ライブをやったり、大学お笑いサークルの大会に出場したりと、勢いがあるサークルでした。
尾身くんが早稲田大学に進学し、早稲田のサークル「お笑い工房LUDO」に所属していたので、僕もP-RITTSとLUDOの両方に籍を置きました。入学当初にメインで活動したのはLUDOです。尾身くんとは当時「リレンザ」というコンビ名でLUDOに所属していて、一定の結果が出るまでLUDOでの活動を中心にしようと話していたからです。
幸い、2年のときに挑戦した大学生のお笑いグランプリ「大学芸会2016」で優勝できたので、それ以降はP-RITTSでの活動に注力しました。後輩たちとは今でも定期的に交流がありますが、現在では100名近い大所帯に成長し、卒業生としても嬉しい限りです。

モノマネで重視しているのは「お笑い」として成立させること

─テレビやライブだけでなく、YouTubeやTikTokなどのSNSでも、活動の場が広がっていますね。

お笑いに興味を持ったきっかけがテレビだったので、活動のメインはテレビでやっていきたいという気持ちが強くあります。ただ、ライブやSNSにも魅力は感じています。
ライブで思い出すのは高校の文化祭。コメディ演劇をやったのですが、演じる側も見る側も楽しんでいて素敵な空間だと思った記憶があります。デビューしてからも多くのライブを経験してきましたが、笑いが起こるかどうかでネタの評価がすぐにわかるのは醍醐味だと思っています。
SNSは若い方との接点になっています。10代の方はTikTokで知っていただくケースが多いですし、インスタグラムでは「嫌なことがあって落ち込んでいましたが動画を見て頑張ろうという気持ちになりました」といったコメントをいただくこともあります。こういう形で人を元気づけ、少しでも誰かの人生に関われるのはお笑い芸人としてのやりがいだと感じています。

─モノマネのレパートリーを増やす秘訣は?

実は自分で思いつくというより、人から言われたことがきっかけになるケースが多いんです。阿部寛さんのモノマネも、コントでひげを描いたときに似ていると言われたことがきっかけで、そこから研究を重ねて試行錯誤しながら仕上げていきました。それから、ただ外見を似せるだけでなく、ネタとしてどう落とすかも重視しています。モノマネはデフォルメし過ぎると相手から不快に思われてしまう可能性もありますが、そこはバランスですね。笑いとして成立していればご本人から公認していただけるケースも少なくありません。

新しいことができる環境なので、自分の可能性を広げて、いろいろなことに挑戦してほしい

─これから挑戦したいことはありますか。

モノマネはこれからも大切にしつつ、やはりネタに力を入れていきたいと考えています。テレビのネタ番組などでしっかりとしたネタをやりつつ、その中でモノマネを活かせたら理想的ですね。それから、ラパルフェは2人揃ってトークがあまり得意ではないので、トークライブの場数を踏んで活動の幅を広げていきたいと思います。

─最後に、学生へのメッセージをお願いします。

僕はお笑いにのめり込んだ大学時代を送りました。好きなことを突き詰められたことは良かったと思うのですが、今振り返るともっといろんなことを経験しておけばよかったという思いもあります。千葉大学は幅広い学部を持つ総合大学ですし、サークルもたくさんあるので新しいことを始めやすい環境が整っていると思います。自分の可能性を広げるために、いろいろなことに挑戦してみてください。それから、千葉大祭の実行委員の皆さん、いつか呼んでいただける日をお待ちしています!

※記事に記載された所属、職名、学年、企業情報などは取材時のものです

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