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千葉大生は、どんなキャンパスライフを送っているのでしょうか。
4人の千葉大生が、授業や課外活動、千葉大学の魅力について等身大の声を聞かせてくれました。

大学院に進学し、将来は化学系の研究職を目指しています
森田 和佳奈(もりた・わかな)さん
工学部 総合工学科 共生応用化学コース 3年
撮影:西千葉キャンパス 工学・情報学系講義棟前
高校で化学の楽しさを知り、大学でより幅広く学んでいます
小さい頃から工作が好きで、将来はものづくりに関わる仕事に携わりたいと思っていました。その後、高校の授業で化学の楽しさを知り大学でも学びたいと考え、工学部の中でも化学を学べる共生応用化学コースに進学することにしました。千葉大学に決めた理由は、国公立大学で家から通いやすいことやホームページを見て興味のある研究が多かったからです。
高校では化学という一つの教科でしたが、有機化学や無機化学、物理化学、高分子化学、分析化学など様々な分野があり、大学ではそれらを幅広く学んでいます。講義が多いですが、3年生では週に2回実験もあります。これまでの授業で化学についての知識や実験操作が着実に身につきました。新しいことを学び、学んだことを実験で実際に観察することに楽しさを感じ、学部卒業後は千葉大学の大学院に進学し、その後は化学系の研究職に就きたいと考えています。
オンライン留学や課外活動で、キャンパスライフがより楽しいものに
千葉大学を選んだ理由にもう一つ、全員留学の制度があります。私自身もカナダのレジャイナ大学に2週間、オンライン留学し、英語でのグループワークなど様々な活動を通して他の参加者や先生と交流しました。中でも印象に残っているのは現地の方とzoomで会話したこと。1対1での英会話に最初は戸惑いましたが徐々にスムーズに話せるようになり、楽しく成長を実感できました。
課外活動では、フライングディスクを使ったスポーツを行うアルティメット同好会「MISTRAL」に所属し、大会に向けて週2回グラウンドで練習しています。学年を超えてメンバーの仲が良く、とても居心地が良いサークルです。
キャンパスライフ一問一答
Q. お気に入りの場所は?
A. 陸上競技場の人工芝グラウンド。
Q. ランチは?
A. 自分で作ったお弁当を空き教室で食べるか、空きコマがあれば大学周辺のお店に行くことも。いずれも友達と一緒です!
Q. アルバイトは?
A. 塾と飲食店。


小学校外国語科の教科書を書くことが目標になりました
近藤 蓮太(こんどう・れんた)さん
教育学部 学校教員養成課程
英語教育コースA選択3年
撮影:西千葉キャンパス アカデミック・リンク・センター
千葉県の教育拠点である千葉大学で英語教育を学びたい
教員免許状が取得でき、かつ英語教育の勉強ができることが私の大学選びの条件でした。千葉大学に決めたのはそれらの条件にかなっていたことに加え、全員留学の制度に魅力を感じたこと、さらに千葉県の教育拠点としての役割を果たしている千葉大学で英語教育を学びたいという思いが強くあったからです。
英語教育コースに進学して感じたのは、先生との距離感が近く質問や相談がしやすいことです。授業では、教育に関する基礎的なものは大人数で、専門性の高い内容は少人数で学びます。特に少人数の授業では意見交換も活発で、自身の考えも深まり、教師を志す上で必要不可欠な力を得ることができたと考えています。さらに、外国語学習ではイングリッシュ・ハウスの存在が大きな魅力となっています。様々なサポートがあり、自ら学ぼうとする人を応援してくれます。
教育実習を経て見えてきた夢、外国語教育の研究者を目指す
3年生の秋、千葉市内の公立小学校で1カ月間の教育実習を行いました。2年生を受け持ち、全教科の授業を担当しました。大変なこともありましたが、「目の前の子どもに何をしたら、その子のためになるのか」と考え実践することは、教師に必要な信念を身につけることにつながりました。
また、小学校での外国語教育が現場での悩みの種になっていることを知り、小学校英語の効果的な指導法を研究したいと思うようになり、研究者として「小学校外国語科の教科書を書く」ことが目標になりました。そのためにも、まずは大学院への進学を目指し、勉強に励みます。そして将来は、学校現場の指導をより良いものにするために研究に取り組みたいと考えています。
キャンパスライフ一問一答
Q. 自習はどこでする?
A. 図書館。とても集中できます。
Q. 趣味、またはハマっているものは?
A. サイクリング。千葉駅から九十九里浜まで行ったことがあります! 疲れた…。
Q. ランチは?
A. 時間がある時は西千葉エリアの飲食店、ない時は学食です。


人体や医薬品について学び
将来は創薬で社会に貢献したい
安田 匠吾(やすだ・しょうご)さん
医学薬学府 総合薬品科学専攻 修士1年
薬物学研究室
撮影:亥鼻キャンパス 医薬系総合研究棟I
病気の予防や治癒に果たす薬の役割に感心し、薬学を志す
高校生の時に、病気の予防や治癒に、薬が重要な役割を果たしていることに感心し、薬がどのように体内で作用するのかについて興味を持ちました。そして、人体や医薬品について深く学ぶことで、いつか社会に貢献できるのではないかと考えて薬学を志しました。千葉大学を選んだのは、薬学科と薬科学科を入学時に決める必要がなく、薬学部での学びや先輩の経験談をもとに進路を決定できる点や国際交流が盛んな点に魅力を感じたからです。
学部生の時は座学中心でしたが、大学院からは講義はほとんどなく、生活の大半を研究活動に費やしています。講義形態は基本的にオンデマンド形式で、レポート形式の課題が多いです。
薬物学研究室で光温熱療法の研究に取り組む
薬物学研究室に所属し、「光温熱療法(※)が誘導する免疫原性細胞死の誘導機構解明」というテーマで学部生の頃から研究を行っています。その成果を学会や論文投稿の形で発表することが、研究のモチベーションになっています。当研究室では、主に免疫チェックポイント阻害剤や脂質ナノ粒子などのニューモダリティについて研究しており、自身の研究にとどまらず様々な研究に手を広げていきたいと考えています。
千葉大学は様々な分野で最前線を走っている研究室が多く、研究するには最適な環境です。また、大学の卒業生を招待して行う「社会で活躍する薬学研究者」という講義もあり、千葉大学の卒業生がどのような分野で活躍しているのかを知る機会が設けられ、将来の進路を考えるうえで参考になりました。修士課程修了後は博士課程に進学する予定です。将来は製薬企業で研究開発に携わり、創薬に貢献することが目標です。
※光温熱療法(PTT)とは?
腫瘍に集積させた光温熱剤に近赤外光を照射することで発生する熱でがん細胞を殺傷する治療法で、抗腫瘍免疫を活性化する免疫原性細胞死(ICD)を誘導することから免疫治療との併用療法としても期待されています。
キャンパスライフ一問一答
Q. 趣味、またはハマっているものは?
A. 写真撮影。
Q. お気に入りの場所は?
A. 研究室メンバーが集まって昼食を取ったり雑談をしたりするお茶室。
Q. 自習はどこでする?
A. 研究室か家。


大学院進学を目指しつつ、教師も視野に、やりたいことを探しています
藤丸 桜子(ふじまる・さくらこ)さん
園芸学部 園芸学科(栽培・育種学プログラム)3年
撮影:松戸キャンパス 柏物産 国際交流会館 洗心倶楽部
緑豊かな松戸キャンパスで“食”や“緑”に関する勉強がしたい
“食”や“緑”に興味がある私が進学先を千葉大学に決めた理由は、園芸学部がある松戸キャンパスの緑に魅了されたから。とても自然豊かで、ここなら楽しいキャンパスライフを過ごせそうと思い、志望しました。
園芸学科は、私の体感では9割が対面授業で、1割がオンデマンド授業です。毎回小テストがある授業、小レポートがある講義、中間と最終の2回レポートやテストがある講義があります。私は授業中に先生が話している内容をパソコンに書き込んで、授業が終わってからノートにまとめています。自分の手で文字に起こすことで頭が整理できるのでこの勉強法が気に入っています。
また、柏の葉キャンパスで行われる農場実習では、蔬菜(そさい・野菜)、果樹、花き(花)の3つのグループがあります。説明を受けてすぐ実践に入るので、疑問に思ったことをその場で質問でき理解が深まります。グループのメンバーで役割分担し、作業の順番や道具を工夫するなど、協力して取り組むので楽しく学べます。
2週間のベトナム留学で現地の中・高生に英語で授業
大学の支援を受けてベトナム留学を行いました。この留学では、数人のグループで現地の中・高校生に日本文化や理科の授業を英語で行うため、渡航の4カ月前から準備を行いました。ベトナム到着後、授業時間や対象学年が変わったりと大変なこともありましたが、授業ごとに反省会を行い、どんどん上手にできるようになり自信がつきました。滞在は2週間でしたが、留学前の準備も含めとても充実した日々を過ごすことができました。
現在は、大学院への進学と教員免許取得を目指しつつ、将来やりたいことを探しています。
キャンパスライフ一問一答
Q. ランチは?
A. 家に帰って食べるか、研究室の友達と学食。晴れの日は、図書館前のお庭でピクニックすることも!
Q. アルバイトは?
A. パン屋さん、学童、高校のTA(ティーチング・アシスタント)
Q. 趣味、またはハマっているものは?
A. 旅行です!
