2024年11月1日(金)〜11月3日(日・祝)の3日間、千葉大学の大学祭「第62回千葉大祭」(会場:西千葉キャンパス)が開催されます。今年の大学祭のテーマは「ちりばめ」。いったいどんな遊び心が“ちりばめ”られているのでしょう。「千葉大祭実行委員会」実行委員長の黒川瑞月さん(教育学部3年)と委員会メンバーの慶野稜河さん(工学部2年)に、本番に向けた意気込みや注目企画を伺いました。
——「千葉大祭実行委員会」では、どんな活動をしていますか?
黒川さん(以下、敬称略):私たち実行委員会は1〜3年生までの約150名が、4つの部署に分かれて連携しながら大学祭を運営します。
組織部:当委員会の事務業務担当
総務部:参加団体のサポート全般
企画部:学祭当日の「実行委員会企画」担当
広報部:学内外における広報活動
——とても大きな組織ですね。では、おふたりが実行委員会に所属しようと思ったきっかけを教えてください。
黒川:私は高校2年生のとき、コロナの影響で文化祭が中止になり、大きな心残りがありました。不完全燃焼で終えてしまったので、「大学では大学祭に関わろう」と入学当初から決めていました。
慶野さん(以下、敬称略):私はみんなで団結してひとつのものに向かう雰囲気が好きなので、大学祭の運営に関わりたいと思いました。「大学祭の成功」という同じ目標を持った仲間たちと過ごす時間は、何ものにも代え難いです。
——今年の千葉大祭のテーマ「ちりばめ」に込めた思いはなんでしょう?
慶野:「お祭り気分を全力で盛り上げたい」という思いから、英語で『陽気』を意味する“Merry”と“千葉”を組み合わせた『メリちば』という言葉が考え出され、本年度のテーマに選んだ「ちりばめ」は、その文字が並び替えられたものとなっています。当日はいたるところにお祭りならではのワクワクした要素を「ちりばめ」ています。
——来場数や参加団体数は、年々増加しているそうですね。
黒川:昨年の千葉大祭には、延べ44,000人以上の来場がありました。参加団体も年々増えていて、今年は100以上の団体の力を借り、3日間で200ほどの企画を開催します。千葉大祭の一番の特色は「地域との密着度」です。大学生だけではなく、地域の皆さんや高校生、お子さんなど、さまざまな年代の皆さんに楽しんでもらえるように準備を進めています。
——おふたりが注目している企画を教えてください。
慶野:校舎内で開催される、音楽企画や作品展示をはじめとした「部屋企画」は、参加団体の個性や特色が色濃く反映されていて見応えがあります。例えば。昨年は製作映画の上映会や、演奏会、写真展や絵画展などがありました。場合によっては、参加団体が日ごろ行っている幅広いジャンルの活動を、体験型の企画として一部知ることもできます。大学生の日ごろの課外活動の成果や活動内容をこの「部屋企画」でぜひ間近に感じていただきたいです。
黒川:私は、過去にも好評だった、実行委員会企画である「工作企画」と「学術企画」をおすすめします。「工作企画」は、お子さんと大学生が一緒に創作活動を行うイベントです。保護者の方からも大好評で、2年ぶりに復活しました。今年は「紙コップ飛行機」と「牛乳パックパラソル」を作成します。「学術企画」は、千葉大教授の講義を実際に受けていただくものです。高校生の皆さんは、大学の講義がどんなものかというイメージが膨らむ機会ですので、ぜひ参加していただきたいです。
慶野:あとは、ステージ企画もとても人気があります。普段は見ることのできない各団体のダンスや演奏を間近で見ることができて、その迫力は言い表せないほどです。他のどこよりもと言っていいほどの熱気を一帯にまとい、大学祭を正面から盛り上げています。ご来場の際はぜひその雰囲気を肌で感じていただきたいです。
——最後に、今年の千葉大祭に向けた意気込みをお願いします。
慶野:来場される皆さんが「来てよかった」「楽しかった」と心から思える千葉大祭となるよう、全力で努力を続けています。千葉大祭当日を楽しみに待っていてください!
黒川:昨年の大盛況をさらに上回る盛り上がりを必ず見せますので、ご期待ください。 また、私にとっても今年は実行委員として関わる最後の大学祭です。実行委員長というプレッシャーに負けず、全力で千葉大祭を楽しみます!
お二人ともありがとうございました。大学祭終了後は、フォトレポートを掲載予定していますので、お楽しみに!