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千葉大スタートアップ・ラボの支援事例.2
学生起業家に聞く!

※記事に記載された所属、職名、学年、企業情報などは取材時のものです

千葉大学在学中に起業した学生起業家2名のスタートアップ事例を紹介します。立ち上げた事業の内容や起業を決意したきっかけ、千葉大スタートアップ・ラボから受けた支援などについて伺いました。

起業後、事業拡大に向けた相談にのっていただきました

関 まりかさん

株式会社 MamaWell
代表取締役 関 まりか さん

千葉大学 大学院看護学研究科 博士後期課程

株式会社MamaWellでは、助産師とデジタルヘルス技術を掛け合わせて、妊婦の就業継続と健康的な妊娠生活の両立を支援するサービスを提供しています。

私自身が助産師として500名以上の出産に立ち会った中で、妊娠合併症に苦しむ多くの妊婦を見てきました。大学院で「妊婦の身体活動」をテーマに研究をしましたが、自分が研究者であり続けても社会には正しい知識が広まらない点に限界を感じ、自ら事業を起こすことを決意しました。

当時はスタートアップ・ラボの設立前でしたが、たまたまそのタイミングでIMOが主催する「なのはなコンペ」の存在を知り、IMOから申請内容のブラッシュアップなどの支援をいただいたことで、コンペを通過することができました。

スタートアップ・ラボからの直接の支援をいただいたのは、MamaWellの創業後です。新規取引先になり得る顧客候補に関する相談への対応や、事業拡大時には資金調達は避けて通れないので、エクイティ(投資)やデット(借入)による調達の相談にものっていただきました。最初の面談では、事業化について考えが甘い部分を指摘されたのですが、現在はそのときの経験も活かし、この度のシード期の資金調達にもつながっています。

スタートアップ・ラボは、事業の各フェーズで相談できる存在です

大澤 秀征さん

株式会社 yue
代表取締役 大澤 秀征 さん

千葉大学 工学部 総合工学科 都市環境システムコース

株式会社yueは、サウナの企画から設計、施工、運営までをプロデュースする会社として起業し、現在は自店舗の開発運営にまで事業を拡大しています。

大学に入るまでは建築士を目指していましたが、実際に建築を学ぶようになって自分の適性を見つめ直し、建築という切り口で好きなものを形にする起業家へと方向転換しました。その好きなものが私にとってはサウナです。自費でつくったサウナ軽トラで全国のサウナ施設を回るうちに、東京のある温泉施設のオーナーと知り合い、サウナをプロデュースしたのを機に個人事業主になりました。

2年ほど事業を経験した後、自店舗を持つためにyueの立ち上げを決意し、相談できる人を探したところ、たどり着いたのがスタートアップ・ラボでした。特にありがたかったのは資金調達の支援です。ベンチャーキャピタルの視点では、どのような資金計画が必要なのかを教えていただきましたし、千葉大スタートアップ・ラボと連携している金融機関ともつないでいただきスタートアップ相談をすることができました。おかげで資金調達にめどがつき、夢だった自分の店舗が現実になろうとしています。

事業にはさまざまなビジネスフェーズがあるので、今後も相談にのっていただきたいと思います。また、千葉大学OBの起業家が交流できるような場づくりにも期待しています。

※記事に記載された所属、職名、学年、企業情報などは取材時のものです

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