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コロナ禍を乗り越える!ニューノーマルなキャンパスライフ

※記事に記載された所属、職名、学年、企業情報などは取材時のものです

コロナ禍の中の授業体制

4月から入構制限を行い、すべての授業をオンラインによるメディア授業としていましたが、8月から感染症対策を行った上で一部の対面授業を段階的に再開。
10月1日には入構制限を解除し、対面授業とメディア授業を複合させた学びを展開しています。

メディア授業への対応

新型コロナウイルス感染症は、密な環境を避けるため新しい学びの形を模索する契機となりました。千葉大学ではグローバル人材育成プラン「ENGINE」においてスマート・ラーニングの導入を検討していたこともあり、比較的スムーズにメディア授業の準備を進めることができました。

授業支援ポータルサイト「千葉大学Moodle」では、学生が授業ページにアクセスすることで、授業時間以外でも資料を閲覧したり、予習・復習をしたりできる。
動画教材は、学生が実際に自分で作業しているようなバーチャル目線で作成。

大学院国際学術研究院
三野弘文准教授

「ウィズコロナ」がニューノーマルとなり、その中で学びの質をどのように高めていくかが大切です。海外の事例なども参考に、今後ますますICTを活用した多様な教育機会を提供していきたいと思います。

対面授業を再開

実験の授業再開にあたっては、器具の消毒、換気、密を避ける座席の割り当てなど、できるかぎりの感染症対策を行いました。

加藤教授が担当する「物理学基礎実験Ⅰ」の様子。アクリル板やアルコールスプレーなどの感染対策がとられている。

教育学部理科教育講座物理学
加藤徹也教授

コロナ禍はまだ続くと予想されますので、学生の要望を聞きつつ、講義の内容に応じてオンラインと対面での授業を行っていきます。特に実験では、学生の動線なども踏まえて感染対策を行っています。

国際教養学部 普遍教育係 物理実験技術補佐員
林美恵子さん

実験の授業では、生徒各自が使える個人用キットや健康チェック票を導入しました。しっかりした対策は学生たちの安心感にもつながるので、今後も気を緩めずに準備します。

教育学部2年
大柿郁己さん

オンラインでは、他の人の意見を聞いたり、ディスカッションができない点が物足りなかったので、対面授業が再開されて良かったと思います。

教育学部2年
土屋貴嗣さん

オンラインの授業は、繰り返し視聴できる点が便利だと思いました。ただ、気持ちの切り替えは対面授業のほうがしやすいと感じました。実際、先生の話を聞き、実験で手を動かすと集中できました。

対面とオンラインを併用する授業も

タンパク質研究の基本的な知識や最近の技術発展を紹介する「タンパク質科学」では、対面、オンデマンド型、同時双方向型(オンライン)から、受講方法を選択できます。受講画面には、左側に教員の様子や板書、右側に授業資料を表示し、画面にリアルタイムでコメントが入れられるアプリ(Comment Screen)を使って質問を受け付けています。

対面授業でも、オンライン等と同様にパソコン画面を通して授業を受ける。

大学院理学研究院
寺崎朝子講師

オンデマンド参加の学生が感想を残す場所を作ったり、優れた提出課題を紹介するなど、オンライン上でも学生間のつながりを作るよう心掛けています。実験の授業では事前学習のための動画教材で時間短縮をはかりつつ、グループ内の作業風景をスマートフォンで撮影し、オンラインの出席者に共有しています。

課外活動

8月からは課外活動も段階的に再開。
学内外の活動において、学生が感染予防策を踏まえた活動計画を作成、担当の教職員および学校医による確認ののち、活動をすることができます。

マンドリンクラブ

マンドリンクラブは通常屋内で練習を行いますが、現在はかたらいの森で練習をしています。

理学部3年
越磨宏貴さん

9月まではオンラインのみで活動を行っていました。約半年ぶりにメンバーと会うことができ楽器の演奏を一緒に楽しめることが本当に嬉しいです。まだまだ先の見えない状況ですが、次の定期演奏会は無観客での開催を検討しており、例年のように素晴らしい演奏会にできればと思います。

少林寺拳法部

武道場等の入口にはアルコール消毒液を設置しています。

教育学部2年
鬼澤美結さん

練習するときにはマスクを着用し、窓を開け扇風機を回して換気をしています。これまではオンライン練習と自主トレーニングのみでしたが、対面での活動が再開して、互いに切磋琢磨し合うという部活動の良さを再認識することができました。

イングリッシュ・ハウス

イングリッシュ・ハウスでは、スチューデント・アシスタントが担当する20分間の個別英会話セッションを受けることができます。4月以降オンラインのみでしたが、10月よりオンラインと対面の両方で実施しています。希望者はオンラインと対面のどちらか好きな方を選択することができます。オンラインについては、予約からセッションまで一貫した管理システムを導入し、効率の良い運用を目指しています。

スチューデント・アシスタント
王佳月さん

初対面の人とのセッションの場合、オンラインより対面の方が双方の距離が縮まりやすく、話が盛り上がりやすい印象があります。

工学部4年
遠山裕太さん

オンラインだとジェスチャーが見えづらい時があるので、対面の方がコミュニケーションをとりやすいですが、オンラインを選択することで効率よく時間を使えるメリットがあり、選択肢が増えたと感じています。

園芸学部1年
森下遥さん

入学以降オンライン上のみで会話していたスチューデント・アシスタントの方とやっと会うことができ、うれしく思います。オンラインセッションのみでも英語力の向上を実感していますが、オンラインでの意思の疎通の難しさは感じています。

食堂

食堂では、10月よりフードコート1・2・3すべての営業を再開しました。感染対策の観点から、ビュッフェは休止し、テーブルにはパーテーションを立てたり椅子の間隔を空けたりするなどの工夫をしています。消毒専用にスタッフを配置し、食事が終了するたびに座席を消毒しています。

店長
吉田憲司さん

生協食堂では皆様が安心して食事ができるように日々感染対策をスタッフが一丸となり取り組んでおります。どうぞお仲間お誘い合わせの上、ご来店ください。

※記事に記載された所属、職名、学年、企業情報などは取材時のものです

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