12月28日(日)に青葉の森公園芸術文化ホールの能舞台にて、創作狂言「藪知らず(やぶしらず)」を上演します。「見る、知る、伝える千葉~創作狂言~」プロジェクトは、千葉にまつわる物語や伝承を狂言で表現する公演を平成17年より毎年行ってきました。伝統的な狂言の演出を基本にしながら、現代的な切り口や感覚を織り交ぜた「創作狂言」をお届けいたします。
今回は、市川市本八幡にある禁足地「八幡の藪知らず」を舞台とする、藪の祟りとそれに立ち会う水戸黄門の伝承を題材とした創作狂言を、千葉県唯一の能舞台で上演します。上演に先立ち、附属図書館で開催されている舞台の道具などの展示にて、プロジェクトに携わる千葉大生が横手幸太郎学長をご案内しました。






■創作狂言「藪知らず」について
この演目では、信仰心厚い地元の人々と、寺社改革の一環で八幡宮を取り潰そうとする水戸黄門との対立が描かれます。信仰を守ろうとする民が藪知らずを舞台に巻き起こす騒動には、思わずくすりと笑える場面から、ふと人の在り方を考えさせるような深みのあるセリフまで、目が離せない展開が続きます。
この公演の舞台で使用する道具や、会場での展示は、千葉大学の学生が手がけています。作品背景や舞台について調査し、制作したパネルをご覧いただくことで、会場全体を通じて作品の世界に深く触れていただけます。
■イベント情報
千葉大学の学生らがつくる 創作狂言「藪知らず」を12月上演(千葉大学ウェブサイト)



