千葉大学のCampus Life 2024

千葉大生は、どんなキャンパスライフを送っているのでしょうか。２人の千葉大生が授業や課外活動について、等身大の声を聞かせてくれました。

教職員の全力サポートが受けられ学際性がある学びができる

小学生の頃から「困っている人を助けたい」と考えていました。中高生のとき、国際関係学や国際協力を知り、自分が目指したい方向性が見えてきました。そんなとき、千葉大学の学生団体FELicetoと普遍教育科目「グローバルボランティア」について書かれた新聞記事を読み、千葉大学への進学を決めました。

国際教養学部を選んだのは、学際性をもって科目横断的に学ぶことができるから。１、２年では、グローバルスタディーズ、現代日本学、総合科学の３つの分野を中心に学びました。３年では、クロスメジャープロジェクト（Ⅰ・Ⅱ）の授業において、外国につながる子ども・文化・制度を軸に勉強を進め、テーマに対する問題意識や理解、フィールドワークの経験などを獲得できました。学部では「学びたい！」という気持ちに対して、教職員の方々が全力でサポートしてくださるので、様々なことに挑戦する意欲を持てました。

難民問題に取り組む仲間たちとの出会いが私のモチベーションに

現在は、移民や難民を支援する団体同士のつながりとその課題について研究しています。このテーマは、学生団体FELicetoでの活動に触発されたもの。同団体ではグローバルボランティアの授業と連携した「難民映画祭」の開催や、エスニックコミュニティへの訪問などを行っています。映画祭では自分たちが抱える問題意識を多くの方に共有してもらうためにはどうしたらよいか何度も熟考を重ね苦労しましたが、開催当日に真剣に映画を鑑賞してくださる来場者を見て、悩んだ甲斐があったと思いました。

小学生の頃に決意したことを大学に入って実行に移せ、同じ思いを持つ人たちとの出会いが私の原動力となりました。今後は、この思いをより大きな組織や社会に還元していきたいと考えています。

自由な校風と総合大学に魅力を感じ、千葉大学で医師を目指す

進学先を千葉大学に決めた理由は３つ。ゆったりとした自由な校風で勉強に励めること、千葉県という自然が豊かな場所にあること、歴史ある総合大学で他学部との交流が図れることでした。そして、幼い頃から人の役に立つ職業に憧れがあり、その中でも特に医師は直接的に人を治すことができるという点でとてもやりがいのある職業だと感じ、医学部に進学しました。また、学部での教育を卒業後の職業に直接的に活かすことができる医学部の特性にも魅力を感じました。

２年生までは、病気の形態や治療法など基礎医学を主に学びましたが、３年生からは附属病院内にある施設で心電図のとり方や血圧の測定などの実習も受けています。臨床的な内容が増え、医師に近付いている実感があり、うれしく感じています。

消極的だった私を「全員留学」が後押ししてくれた

入学して良かったと思うことは、千葉大学が実施している全員留学です。私は、新しい環境に飛び込むことに消極的で「留学などもってのほか」という感じでしたが、1年生で受講した科目「留学学」で留学に必要な知識や考え方を学び、留学経験のある友達の体験談を聞いて、3年夏の留学プログラムに応募することにしました。ただ、応募後も自分の拙い英語が通じるか、食事が合うかなどの不安がありましたが、大学側の説明会や教職員のサポートもあり安心して出発できました。

留学先はアメリカのデラウェア大学です。約３週間でしたが、一緒に留学した千葉大生はもちろん、現地の学生や中国、韓国、サウジアラビア、チリからの留学生など世界各国の人と友達になれました。
留学を経験したことで、英語はコミュニケーションツールであることを実感し、多くの人と交流を持てたことで自分の世界が広がりました。